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「海と毒薬」読了。
 意外にあっさりしていた。「沈黙」のドラマチックさ、衝撃のパッション・シーンに比べるとすごく地味。

 詳しい感想は後で書く! 忙しくなる時は一挙に忙しくなりやがる……色々回らない……。
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 遠藤周作の代表作、「海と毒薬」を読み始めた。
 以前読んだ「沈黙」が面白かったから、他のも読んでみようと思った、……といったようなきっかけだったはず。
「沈黙」と俺の大好きな「この人を見よ」は、十字架のイメージが共通している。あとヒッポリト星人。十字架以外に共通点はないけど。


 で、「海と毒薬」。まだ序盤。のっけから不穏な空気が漂っててたまらん。

 本文中、「F市」と伏字になっている箇所があったが、すぐ後に「那珂川」とモロ書きで地名が登場したので、やっぱりそのF市か、と分かってしまった。どうして「N川」としなかったんだろうか……。
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 サーバか何かの不調で書いた記事が二回消えました。記事の続きはまた明日書きます。
人間は繊細であればあるほど、自分と似た者に接近するには、何十何百という類似点が必要になってくる
(文庫版下巻83ページ)
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 こないだも書いたとおり、ソルジェニーツィンの「ガン病棟」を読んでいるところ。
 古本で揃えたもんだから、上巻は単行本、下巻は文庫(笑)。ほとんどいないだろうと思うけど、もしページ数を参考にする場合は注意されたし。

女医は新人だったが、看護婦は前からこの処置室にいるひとで、ただオレークはこの看護婦の世話になったことは一度もなかった。まだ若い女の子だが、背は高く、色が浅黒く、日本人特有の細い目をしている。髪の結い方はひどく複雑なので、普通のキャップも三角布も役に立たず、髪の毛の櫓に似た出っ張りや房の一つ一つには包帯が丹念に巻かれていた。その包帯のために、いつも十五分は早く出勤しなければなるまい。
(下巻53ページ)

 ソルジェニーツィン、流刑地で何を見てきたんだろうか(笑)。最初に読んだ時に引っかかった箇所だが、今なお謎の登場人物である。
 日本で、髪に布を巻く文化なんかあったっけ? 結婚式でなければ手ぬぐい、頭巾の類ぐらいしか思いつかないが……。

 それとも彼女は日本人じゃないのにソルジェニーツィンが日本人と書いちゃったか、小笠原豊樹氏が少数民族の名前を誤訳したか。どれも考えづらいが。

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 ソルジェニーツィンの「ガン病棟」が好きなあまり、席順表を作ってしまった。席順というか、ベッド順というか。

 まずは第一部、ルサノフが入院した時点の表。放射線治療科の病室。九人部屋。
 ソビエトの病室の構造がよく分からないのだけど、たぶん、窓を二重にするみたいに、入り口にも気密室というか、控えの間というか、そういうものがあるんだろうなあ。この小説の舞台となる病室の「入り口の間」は、ベッドがひとつ置けるくらい広いとのこと。

 病室のメンバーはよく入れ替わるけど、それは読み進めたらおいおい更新しよう。……この記事、珍しく、丸々パクって夏休みの読書感想文に応用できる内容じゃん(笑)? 読書感想文に盛り込むべきポイントは、コストグロートフの身の上が収容所と関係がある点、ルサノフみたいな官僚もヴァジムのようなやくざ者も、死の病は等しく侵す点……ぐらいかな。







コストグロートフ
 作者の分身と言ってよい人物。流刑囚。何事も疑ってかかる癖がついている。腹に腫瘍。

ルサノフ
 居丈高な地方官僚。典型的な俗物。首に腫瘍。

ムルサリーモフ
 ウズベクの老人。咳の発作。

エゲンベルジエフ
 カザフの羊飼い。ロシア語が分からない。唇に患部。

ジョームカ
 若い勉強家。コストグロートフから幾何学を教わることに。足に骨肉腫。

アゾーフキン
 若者。苦痛で口も利けない状態。

エフレム
 愚痴っぽい中年男。首に包帯を巻いている。

プローシカ
 浅黒い。若く、食欲旺盛。

アフマジャン
 若いウズベク人。

シブガートフ
「入り口の間」に寝ているタタール人。骨髄腫。
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 Youtubeで日本人の上げた動画を避け、英語圏の人のものを見ようと思い、「cat」で検索したがダメだった。日本人の上げた動画が検索上位に来やがった。検索語を「cat」にするだけでは不足で、アカウント設定から使用言語を英語にセットし直さなきゃならんのだった。余計なことすんなっつーの! 日本人の動画が見たい場合はちゃんと「猫」で検索するからさ!
 これは単純に不便だから不愉快なんだけども、1998年辺りからインターネットを使い始め、あの頃通用した細かい工夫が、最近の「ユーザーフレンドリー」だか何だかのせいで無効になるのが悔しい……という気持ちもある。



 さて、こないだ「時の車輪」について書いた際に、ターモン・ガイ=ドン(最後の戦い)という言葉も使ったけれど、後からこれ単体で調べたら、グーグルで34件しかヒットしなかった。少なっ! もっと多いかと思ってたけどなー。
 用語集にはそれなりの需要があるかもしれない。作ってアップするか。全巻読んでないけど。

 ターモン・ガイ=ドンの表記は全部「・」(ナカグロ)なのか、「=」(イコール)も挟むのか、どちらが正しいか調べたかったんだけど、インターネットでば34件しか見つからないから、ちょっと無理みたいだ。まあ素直に図書館に行けば即座に分かるんだけど(笑)。
 英語ではTarmon Gai'don、発音は恐らく「ターモン・ゲイドン」らしい。太字はアクセント。

 そういえばC・S・ルイスの「ナルニア国物語」も最終巻がそのままズバリ「さいごの戦い」だけど、これは、表記が「最後」じゃなくて平仮名なのがミソ。
 さすが瀬田貞二先生、と言いたいところなんだけど、出版社が読者層を考慮して平仮名にしただけかな。どうなんだろう。
 この本、児童書にしては内容が重い。うん、まあ重いのはいいんだが、シリーズの他の作品に比べてカタルシスが少ないんだよなー。最後はアレがソレしてナニになるし……。
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