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 オダギリックスの五月コミティアでの新刊、「あたし、時計」。



 この作品のジャンルは、これと一つに絞りきれない。だから感想を書きづらい。この複雑な味こそ、小田桐圭介氏の真骨頂であろう。

 主人公は、ある寒村の、自我を持ち自律的に時を告げる「時計」。彼女が、子供や隣村の時計との交流から、少しずつ過去を思い出し……というお話。

 表紙の写真からも分かる通り、不気味な香りのする作品。
 オダギリックス・ファンには常識だろうけど、このサークルの作品では登場人物が幸福なまま終わることがまずないので、時計さんの回想シーンでも胸がちくちく痛んだよ。俺なんぞ、結末まで読んで、あーやっぱりそうなったかと胸をなでおろす始末。普通逆か(笑)。
 ネタバレになるのでここに書けることは本当に少ないんだけど、この作品の肝は、理不尽な暴力に立ち向かう覚悟も決められないまま、理不尽に押し流されていく無力感、哀しみだと思う。いや、哀しみというより、無力に対する共感かな。時計は傍観者であると同時に――おっと。

 いつも読んでいるサークルの本だから、つい物語のことばかり書いてしまったけれど、もちろんまんがとしての完成度がすごく高いことも、推したいポイント。練られたプロット、計算された構図、平易なのにエッジの効いた台詞回し。個人的には、最後の主人公のモノローグが、隣村の時計の言葉と重なっていくようにも感じられて、ゾクゾクきた。きっと他にも幾つもの――おっと。

 これはコミティアで二百部やら五百部やら、その程度で終わっていい作品じゃないと思う。もっと世の人に知らしめたいなぁ。
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 次のコミティアは8月29日。そろそろ準備を始めなきゃなーと思って積んである同人誌をめくっていたのだが、五月の馬鹿星人・オダギリックスの感想を書くのをすっかり忘れていた! というわけで大慌てで感想を書いた。

 馬鹿星人、五月の新刊「Drunk to You」



 大学のテニスサークルのとも子とあつ子、それに総司が三角関係を織り成す、というお話。もちろん馬鹿星人だけあって、三角の頂点はあつ子だけども!

 ここしばらく「保健室からラブホへ直行」とかBL本とか、挑戦的な本作りの続いていた馬鹿星人にしては、すごく穏当な「いつもの」馬鹿星人って感じ。……百合成分は完全にデフォルトか(笑)。良い意味で意外性のないオチ。安心するなぁ。桑田乃梨子が描いてるような「日常の生活」みたいなのが好きな俺としては、惚れた腫れたなんぞなくてもいいんじゃないか、くらいに思ってしまう(笑)。

 いや、馬鹿星人に関して言えば、何を題材にしても必ず「椎名かじん味」になっちゃうので、いつも安心して読んでいるのだけど。……ってのは一応褒めてるつもりなんだが、言われた作家の側としては微妙なところだろうか。

 話を戻してまとめると、お話が少々平坦過ぎたというか、フツー過ぎたかな? という思いはあるものの、舞台が大学サークルだったので、そういう描写だけで俺は満足だった。しかし、さらに言えば、サークルのお話なんだから、恋愛当事者以外にももっと噂話なり損得勘定なりが波及した方が面白かったんじゃないか、とも。





 このバスはペン入れし忘れたん?
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 明日の十五日、夏コミ三日目ですが、なんと、東ソ-48a「シリアスグラフィックス」の作品に参加させていただきました。
 フラッシュ作品のエンディングテーマです……リクエストに基づいて、某曲をリメイクしました。なぜか、オーディオコメンタリも担当しました。いいんですか俺なんかで(笑)。
 告知ウェブページをよくよく見ると俺らしき人物も一カット入ってます(笑)。 >「ちんちんでとれーにんぐ」

 不肖イタバシ、上記スペースにはおりませんが、コミケにいらっしゃる方、もし近くを通りかかったら覗いてみてください。よろしく。

 なお、イタバシ本人は東ク-29b「黒鹿亭」にて売り子をしてる予定です。


訂正
「シリアスグラフィックス」は作品の委託先であり、「ちんちんでトレーニング」制作サークルは別の名前だったようです。すいません。
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 今月の月刊チャンピオンを買ってきた。今回は発売日にきちんと報告ができたよ!

月刊チャンピオン

 表紙には月島花と一緒に「キック一発お見舞い申し上げます」と書いてあるけど、先月号で実際に蹴りを放ったのはこの人。

花木九里虎

(このコマも先月号)


《続きを読む》
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 今月の月刊チャンピオンに、水元昭嗣がまんがを描いていたよ。びっくりした。十年ぶりにこの名を見た!
 もし人が、十年ぶりに名前を見てなぜ即座に反応できるのかと問うならば、私は「画-ROW」ファンだったからと答えるであろう。単行本もちゃんと持ってる。



 月刊チャンピオン2010年8月号読み切り 「夢から醒めたら」
 名前の表記は「水元あきつぐ」に変更。





 肝心のまんがの中身はこんなんだったけど。



 月刊チャンピオンが、次のお色気担当を探しているということかな。
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あらすじ
 イタバシミノルは、電車の中で読む本を持参し忘れて、網棚にあった週刊少年ジャンプを熟読する羽目になったのであった。


 表紙。



 一冊通して読んだのだけど、文字が多くてコマが小さいまんがばっかりだった。これ、単行本になったら読みづらいだろうなーと思われるまんがだらけだったので、目が疲れた。「昔はこうだった」等と書くつもりはないけど……昔からこうだったっけ?

 特にギャグまんがが、絵じゃなくて文字を読ませて笑わせる形式になってるのが不満だった。どうせやるなら、施川ユウキみたいに絵はシンプルにまとめた方がいいんじゃないかな。「いぬまるだしっ」のネタは結構気に入ったけど、もっと動きで笑いを狙って欲しい。「すすめ! パイレーツ」とか「らんぽう」みたいに。

 絵の見やすさ、話の伝わりやすさという観点からは、「ブリーチ」がすごく良かった。話の内容は個人的に好みじゃないのだけど、ジャンプのまんがとしてはこのぐらいの方が安心できる。「ナルト」はセリフで説明しすぎ、「ワンピース」はコマ狭すぎ絵細かすぎ。
「トリコ」はかなり良かったけど、これも、もっとセリフ減らせるよなーと思う。



 そして、今回の「こち亀」では、俺にも浅からぬ縁のある三重県がいじられていた。



 俺は、以前から「こち亀」はつまらなくなったとずっと言っていたけれど、今回もバッチリつまらなかった。僕の知ってる両津勘吉さんなら、三重県に関する知識や雑学をバーッと並べ立てて本田くんを圧倒するはずだもん! こんなの両さんじゃないもん! この知識のなさは中川の役回りだったんじゃないの?

 本来の三重県と虚構の三重県の境が見えづらいネタだったのも気にかかる。ネタ自体は「こち亀」らしいけど、このミニ三駆とか砂消しとか、読者の五割くらいは「三重県にはそういう文化がある」と信じちゃうぞ……。



 というわけで、駅から自宅への帰り道、口直しに月刊チャンピオンを買ったのだった。
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