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 ウィルスンの「ナイト・ワールド」シリーズは大好きなのだが、それ以外の作品は当たり外れが大きいように思う。例えば、「闇から生まれた女」はつまんなかった。
 ちょっぴり不安ながら読み始めたのだが、「体内兇器」は当たりだった。
 高名な美容整形外科医ダンカンの助手を務めている女医が主人公。彼女の本職は内科医。彼女は、ダンカンの執刀した患者が連続して変死を遂げていることに気づき、高校時代の同級生のFBI捜査官とともに真相究明に当たる、という物語。

 高校の同級生と再会して恋に落ちるのがタイミング良過ぎるように見えたり、犠牲者が連邦議会の議員なんだからもっと厳重な捜査があるだろうにと思ったりと、色々ご都合主義な展開はあるものの、深く考えなければ大変楽しい作品だった。
 主人公はダンカン先生の罪を恋人の眼前で証明できたのだから気は済んだだろうけど、その後、裁判がどう進むのか気になるところ。有罪になるにせよ、無罪になるにせよ、裁判は長引くだろうな。
 ダンカンの息子が主人公になって復讐しにくる作品もありうるな。ウィルスンのことだから。

 赤の他人の読者からすれば、単純で手っ取り早い解決手段がいくつもあるように見えた。だけど、主人公とダンカンの関係が、お互いに、それに踏み切ることをさせなかった。さすがウィルスン、こういう人間関係の構築と描写が上手い。

 また、医療や保険のガイドラインを法律で定めようとする動きが小説の中に登場する。「善意で作られた規則でも、杓子定規に適用すれば必ず割を食う人が出てくる」と身に沁みて知っているから、法律の成立自体を阻止しようとするダンカンと、それならばせめて現役医師の考えが法案に反映されればと考え法案委員会に入ろうとする主人公、という対立も描かれている。
 ダンカンの犯罪が主題である以上、このガイドライン法案の話は何の解決も見せず終わってしまうのだけど、これはこれで気になる。

 後書きで知った/思い出したんだが、ウィルスンは現役の医師なんだそうな。ダンカン先生の考え方には、ウィルスン本人の思想がどのくらい反映されているんだろうか。
 ちなみに、Fはフランシスの略。
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