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 映画「マーキュリー・ライジング」を観た。ブルース・ウィリス主演の映画。1998年。「シックス・センス」と同時期で、あれと近い雰囲気を狙ったんだろうと思われる節が多々あるけど、いかんせん脚本の完成度が低い。「シックス・センス」の足元にも及ばぬ仕上がりとなっていた。



 たまたま最高機密の暗号を解いてしまった少年は、情報機関に命を狙われることに。





 スパイ・アクションという形式からいって、悪玉を撃ち殺して終わりという脚本ではいかんだろ、と思うんだけど、悪玉を撃ち殺して終わりだった。少年の命を助けるのはいいけど、暗号を作った部局の後始末や、主人公のその後の身の振り方はどうなるの? 今後も少年は狙われ続けるの?

 それから、主人公は妄想癖があるという設定なのだけど、作品中で彼はごくリアルなことしか言っておらず、説得力がない。「ビューティフル・マインド」やディックのSF小説のような深みが、全く出ない。
 これだけ粗い脚本では、「シックス・センス」と違って全く話題にならなかったのも、自然なことだ。

 久しぶりにアレック・ボールドウィンの顔を拝めたのは嬉しかったが、別に彼じゃなくてもできる役だったので、残念。やはりこれは、決定的に脚本がよろしくないな。



 結局最後は銃撃戦のブルース・ウィリス。「ちくしょう、クリスマスだってのにどうして俺ばっかりこんな目に……」







 アレック・ボールドウィン。





 同僚。いい人。小錦に似ている。いや、曙か? まあどちらでもいいか。


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