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 カール・セーガン「コンタクト」を読み終えた。
 天文学者が太陽系外からの電波を受信し、異星人からのメッセージ解読に邁進するSF小説。





 地の文で科学解説が始まったり、セリフで長々と説明が入ったりと、大変テンポが悪い。小説としての完成度は低いと思う。プロットは好き。現代天文学の初歩の初歩を紹介したものと思って割り切って読むと面白い。
 登場人物もみんな癖のあるやつばかり。中でも大富豪ソル・ハッデンのキャラクターが飛びぬけて素晴らしかった。現実世界にモデルがいるんじゃないかという気もするが。
 キリスト教の伝道師と話し合う場面がすごく面白かった。会話が主体でテンポも良かったし。

 すごく現実的なファーストコンタクト物語だった。地球人には想像もつかない科学力を持った異星人からのコンタクト。電波に含まれた暗号。そりゃいきなり宇宙船は来ないよなぁ。
 しかしそれに続く展開はかなり空想的なので、俺はこの本を「ハードSF」と呼びはしないけど、しかし、セーガンの考えたこの物語に無理はないというか矛盾はないというか、空想的でありつつ肉づけもされてた感じ。
 ほんと、悪いのは文章だけだ。

 子供の頃、プラネタリウムでこれのダイジェストを紙芝居アニメで見た記憶があるが、筋は大体覚えてた通りだった。結末は忘れていたけど。クライマックスは結末じゃなくて、アレがアレしてこうなる場面だと思うから……。あのダイジェスト版では、終結部は印象に残らない薄さだったのだと思う。



※注意、ネタバレ

 主人公の恋愛が解決してないのが一番驚きだよ! これも現実的な展開ではあるけど(笑)。それとラストの手紙にはしてやられた。あっちがああいうモヤッとした解決だったのに対して、こっちでこう締めるんだ!? という。そこかよ。上記のダイジェスト版で扱われていたかどうかは覚えていない。
 書きながら気づいたんだけど、あの手紙を読む前のアロウェイの記憶から再構成された父親は彼女にとって父親であるばかりか、彼(シミュラクラム)の自意識においても彼は彼女の真の父親だったわけだ……。この点は興味深い。急にP.K.ディックみたいになってきた! けど、セーガンがここまで意識して書いたかどうかは怪しいぞ?(笑) ……あ、始皇帝は明らかに偽物なんだから、さすがにその辺は分かって書いてるか。
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