Cubaseでトラック別にwavを作成する方法 --- 2016,11,17 Thu
<Cubaseでトラック別にwavを作成する方法>
![]() 各種録音ソフトでは録音ボタンを押した回数だけwavファイルが作成されます。それを一個一個送るとエンジニアがブチ切れるので、ひとつにまとめて送りましょうという話を書きます。Cubase初心者向け。 この記事、要は 始点をそろえてマージしてwavをいっこ作成 ってことなんですが(笑)、そこに至る細かいやり方を、主にバンドのメンバー用に記しておくわけです。他の方にも参考になれば幸いと思い、ブログに載せます。 作業については全くの我流です。もっと楽なやり方があるよという方、SNS等で教えてください(twitter: itabashixxx)。ブログのコメント欄は、スパムが多すぎて閉じてしまいましたので……。 俺が知らないだけで、フェーダーを通らないエクスポート機能があるんじゃないかと不安ですが、今のとこ他のエンジニアから文句は出てないので、たぶんこれで大丈夫です。 利点 マスターフェーダーを通らないので、フェーダーやエフェクタの影響がないこと(録音したままの音をやり取りできる) 録音物の一部を差し替えたいときに丸ごと投げてしまえる 欠点 サンプリングレート・ビットレートが変更できない <書き出したいトラックを複製> ![]() 画像を大きく表示 <「送信用」のフォルダートラックを作成> フォルダトラックを作成し、複製したオーディオトラックを中に移動(整理のため) ![]() 画像を大きく表示 <複製したトラックの名前を変更> 「送信用○○」などとするとわかりやすい ここで入力したトラック名が完成ファイルの名前になる。命名規則を決めておくとよい。曲名、トラック番号、パート名、送信日付などなど。ファイル名の管理をきちんとしないと混乱する。特に、差し替えの際に新旧の区別がつかないと大変危険 ![]() 画像を大きく表示 <書き出したい範囲の一番最初に空きオブジェクトを作成> * 重要 * 範囲のアタマが揃っていないと、他の作業者に送ったときに音のタイミングが合わないのでとても大事 ・Cubase5ではAlt+クリック ・Cubase8では録音(Alt+クリックで作成できるがwavに統合できない?) で空白オブジェクトを作成 ![]() 画像を大きく表示 末尾は比較的どうでもいいが、末尾にも空きオブジェクトを作って揃えると美しい 前後ともに空白オブジェクトを置き、全てのトラックを同じ長さに設定すると、wavのファイルサイズが等しく揃うので、送信前のチェックに便利 <スナップについて> 図中①のスナップをON(水色)にする オブジェクト位置(②③の数値)やカーソルが小節アタマで揃うようになる もちろんスナップOFFで中途半端な位置から始めることもできるが、後々調整がとてもとても面倒になるので、スナップの使用を強く推奨 ※ 曲のテンポ設定についてはまたの機会に ![]() 画像を大きく表示 <選択イベントから独立ファイルを作成> 必要なファイルを選択 メニューの「オーディオ」→「選択イベントから独立ファイルを作成」 ![]() 画像を大きく表示 「イベントを置き換えますか?」→「はい」 ![]() 画像を大きく表示 ひとつのファイルにまとまった! の図 ![]() 画像を大きく表示 <トラックごとにまとまったファイルが完成> 格納場所はプロジェクトフォルダ内の「Audio」フォルダ ![]() <後処理> 念のため、右クリックからトラックを無効にしておく トラック表示が黒くなり音が出なくなる (ミックスダウンの時などにこの音が混ざると困るため) ![]() 画像を大きく表示 バックアップが済んだり、送信が完了したりなど、キリのついたところでプロジェクト上の「送信用」フォルダトラックごと削除 |
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