|
ペプシあずきちゃん --- 2009,11,30 Mon
NHKでアニメもやってた「あずきちゃん」のエロ同人ってねーかなーと思ってた俺にとって、作者の木村千歌が別の雑誌で描いてた「カンベンしてちょ!」は渡りに船だったな……などと、ペプシAzukiを飲みながら思い出した。後者は、気の弱い女の子であるところの主人公が、性欲の強い彼氏に毎日問答無用で性交を強要される話である。気が弱いというか頭と股がユルいというか。
で、ペプシあずき。 ![]() 飲み口はさほど大したことはなく、拍子抜けしてしまうが、飲み込んでからの後味が見事にあずき。パンチ力はないように見せかけ、油断させておいて、死角から飛んでくるキックで殺す。あるいは木村千歌の「あずきちゃん」はフェイントで、近づいてみるとじつは金子一馬の描くゴズキまたはメズキだった。いや、それはただ駄洒落を言いたかっただけで、中身もあずきなんだけど、まあ、ともかくこのような恐ろしい飲み物なのである。 言い過ぎか。 うまい・まずいという二元論で言うならどう見ても後者。しかし、吐き出したくなるような明確なまずさはない。さすがペプシ、このサジ加減は相変わらずお見事。 |
|
ラブモードジンジャー --- 2009,11,29 Sun
コンビニの棚に、ピンク色した趣味の悪い飲み物が並んでいたので、つい買ってしまった。
![]() 「ラブモードジンジャー」。一体何がどうラブでどこがモードなのか、さっぱり分からない。 味は、その辺で販売されているジンジャーエールと似たりよったり。生姜のパンチが少ない気がするけど、それはその他大勢のジンジャーエールも大差ないから、結局、特に変わらないということになるか。 カロリーゼロだそうな。 ……ラブモードと言うからには、逆に、熱量をがっつり補給できるようなドリンクじゃないと話が合わなくなると思うんだけど、どうなんだろう。成否に関わらず、熱量を消費すると話に聞くが。まあ、俺は童貞なんでよく分からないし、どうでもいいんだけどな! |
|
燃える平原/フアン・ルルフォ --- 2009,11,28 Sat
仮面ライダーの「ライダーマン」を「ラマダーン」と読み間違った。きっと俺は疲れているんだ……。そういえば最近は、エロまんがを読む元気もないし、鼻の先も乾いている。
フアン・ルルフォ短編集「燃える平原」を読んだ。杉山晃・訳。 表紙の写真を撮っておくのを忘れた……。 メキシコの文学者、フアン・ルルフォの短編集。 最近気づいたのだけど、ラテン・アメリカ系の文学作品には生活感がない、明日にも飢え死にしそうなのに悲壮感がないものが多いように思う。不思議な透明感がある。日本のが湿っぽすぎるだけかな。いや、英米圏の作品だとそんなことないか。ドストエフスキイの書く人たちも、いつも金策に苦しんでるな。それともドストエフスキイだけが特別なのか。フォークナーなんかも生活感丸出しだな。 これは追って調べてみたい。 さておき、フアン・ルルフォの場合は、暴力とか男女の愛とか革命なんかが主題になっているので、上に書いた現象とはまた違うところにあるもののような気もする。 ともかく面白い短編集ではあった。ラテン・アメリカとアメリカ深南部のノリが両方あるみたいな感覚で。 細かいことだけど、「革命」と言ってもやくざの抗争とそう変わらない規模でやり取りしてるのが面白かった。政府の影、薄いなー。実際にはどのくらいのもんだったんだろ、と考え込んでしまう。 |
|
ブラバン/津原泰水 (2) --- 2009,11,27 Fri
津原泰水の「ブラバン」の感想の続き。
ネタばれといえばネタバレかもしれない感想なので、未読の方はお気をつけて。 序盤は快調に立ち上がり、中盤まですごく良かった。終盤でちょっと駆け足になって、ささっと終わっちゃったのが残念だった。もっとじっくり書いてくれてもよかったのに。とはいえ、作品内で主人公が語っている通り、高校生活の回想が主なのではなく、現在のブラスバンドの再結成が話の中心なので、仕方ないか。……でもやっぱり、どうせ回想するなら三年分全て書いてくれてもよかったのになあ。 回想シーンは、俺がちょうど生まれた頃の話だから、実感できるところもありそうでないところもあり。 例えば黒電話の存在なんかは当然知っているけど、受話器を受けるあの台を押したり離したりでダイヤルを回す代わりになるなんて話は知らなかった。本当なのかしら。ついでに、主人公のリズム感の良さと時代感覚を同時に語る、うまい仕掛けだとも思った。 主人公に恋人ができるとか童貞を捨てるとか、そういう話が出てくるかと思ったけど、なかったのも意外。 登場人物たちの広島弁が心地よい。 現在の方の話は、桜井さんががんばってメンバーを集めていたおかげで、主人公がそんなに苦労したように見えなかった。彼は拠点の提供という貢献が主か。マガーク探偵団で言えばジョーイ・ロカウェイだな。 辻さんの登場は泣かせどころなのかもしれないが、俺はそれより、主人公が初めて自分のベースを手にする場面に感動した。あれは泣ける。 1980年て、まだフェンダーがそんなに幅を利かせていた時代なんだなー。俺が楽器を始めた1993年頃、フェンダーはもちろん一流メーカーだったけど、その時は既に十万円前後の楽器の品質もかなり良くなってて、フェンダー・アメリカの製品を買わなくてもそれなりのプレイができたし。Greco、Ibanez、ESPあたりの楽器がめちゃくちゃたくさん出回ってた。 それはともかく、ダイさんの登場も泣かせるなあ。ずるい、とすら言いたくなる。 登場人物がたくさんいて、ごっちゃになるため、別添えの登場人物一覧を時々参照した。混乱なく読ませるために中身をいじるよりも、これを付けた方が話が早いと思ったんだろうなあ。それはそれで正解だけど、各人物のエピソードを増やして、名前を見るだけで頭の中に人物がぱっと立ち上がるように書いて欲しかった。ハードカバー一冊に収まらないから、そうしなかったんだろうと思う。惜しい。もっとたくさん書いて欲しかったな。 例えば、幾田や皆元についてはいくらでも書き足せただろう。特に皆元はもっと出番があっても不思議はなかった。 ひとつ上の先輩たちに比べ、同期の存在感が希薄だったのも不満。同じ学年の奴らとこそ、バカをやらかすものだろうと思う。 終盤で駆け足になるように感じる点も、登場人物の一覧が必要になる点も、全ては、この居心地いい世界にもっと触れていたいという気持ちから出たことなのかもしれない。これで主人公に奥さんでもいれば、「あたしのエイリアン」の二十年後みたいな雰囲気になってたんじゃないだろうか(笑)。それもまた読んでみたいものだ……。 |
|
ハエトリグモ越冬失敗 --- 2009,11,26 Thu
俺の部屋に出没するハエトリグモくん。見かけるたびに、こんな部屋で、ちゃんとメシ食えてるの? と心配になる。外はもう寒いから、追い出したりはしないけど……と考えてたのが十一月の上旬。
最近見かけないなーと思っていたら、掃除中に床の上に死骸を発見。変わり果てた姿になりやがって。写真は割愛。 餓死なのか凍死なのか気になるところ。それとも寿命? いずれにせよ、外に放り出したら寒さにやられちゃってただろうから、仕方ないか。箱に入れて温度を安定させつつ生餌を入れてやったりすれば、冬を越せたのかな? 全く関係ないけどシーラカンスの稚魚を撮影することに成功したらしい。日本人の調査隊が、インドネシアにて。 「おお! 生きる化石!」と独り色めきたってクリックしてみたが、成魚と全く変わらない姿が写っていたのでちょっと笑ってしまった。 しかし、おなじみウィキペディアさんによると、 卵は直径10cmを超える。シーラカンスは1mを超える大きな魚だが、それでも異常な大きさである。子もかなり成長が進んでおり、生まれ出てくる頃には既に体長30cm近くになっているとのこと。卵、でけえな。あの写真の稚魚も、ああ見えて三十センチの大きさがあるということか。 追記 ……記事をちゃんと読んだら、「31.5センチ」と書いてあった。ごめんなさい。 |
|
ブラバン/津原泰水 --- 2009,11,25 Wed
津原泰水の「ブラバン」を読んだ。
四十過ぎで酒場を経営する主人公が、高校時代に活動した吹奏楽部のことを回想するお話。 ![]() 詳しい感想はまた今度書くとして。 いやー面白かった。ざっくり言って面白かった。欲を申せば、高校三年間の主人公の活動をみっちり書き切って欲しかった。これだけじゃ物足りない。この倍くらいのページ数で書いてくれれば良かったのに。 さきほどアマゾンで調べたんだけど、既にこの「ブラバン」のほか、「蘆屋家の崩壊」「綺譚集」「赤い竪琴」あたりが文庫になっていた。文庫になるのが早いのか、時間が経つのが早くなったのか。俺が一番好きな「蘆屋家の崩壊」には、文庫版のみボーナストラックが収録されているらしいので、探してみよう、図書館で。それとも買っちゃおうかなー、ハードカバーで二冊持ってるけど。 ![]() おお! 誤字! いやそれとも誤植? と思ったけど、必ずしも間違いとは言い切れないのが悩ましい。 ドイツ料理の茹で豚が「アイスバイン(Eisbein)」、同じくドイツの氷結ワインは「アイスヴァイン(Eiswein)」。 氷結ワインはビアホールでぐいぐいやるものではないから、やはり「アイスバイン」の誤字/誤植だろうとは思う。ううむ珍しい。 |




