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 ラッタウット・ラープチャルーンサップの短編集「観光」を読んだ。タイ系アメリカ人の作家。1979年生まれの若手。



 どの短編も、タイ王国が舞台。多くはタイ人の少年が主人公。人生の厳しさや人間の尊厳といったことを描いている。
 いかにも「文学」ってな感じの短編ばかりだった。あまり上手くまとまっているもんだから、逆にキッチュにさえ思えてしまう。映画脚本に使えそうなものが多い。
 といったことから、俺はあんまり好きになれなかった。

 片親の家庭、貧困の描写も多かった。タイはアジアの中では日本、韓国、中国の次くらいに豊かだと思うけど、しかし、それでもこうなのか。日本は本当に豊かだな……。感謝せねば。
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 八月に、国際線のシートのスクリーンで「ワイルドスピード4」を観た。邦題は「ワイルド・スピードMAX」。八月の時点では邦題が決まっていなかったんだろうか。それとも中華航空はその辺を重視してなかっただけか(笑)。
 原題は「Fast & Furious」だけど、別にS・キングの小説で有名なプリマス・フューリーが登場するわけではない。

ワイルド・スピードMAX

 ヴィン・ディーゼル演じる盗賊団の首領たる主人公が仇を追い求める一方、ポール・ウォーカー演じるFBI捜査官も同じ男を検挙しようとしていた……っつう話。
 あと、いつも姿を現さない敵ボスの正体は、腹心の部下とされている男(ネタバレ)。


 ヴィン・ディーゼルはいつも同じ演技しかしないなあ。だが、それが良い。ハリウッド映画には、こういうタフ・ガイがいなきゃな!

 カーチェイスが派手で良かった。それ以外は心底どうでもよい内容だった(笑)。序盤のトレーラー強奪が一番無茶で一番面白かったけど……まあいいや。本編も面白かった! ということにしておく!

 日本のスポーツカーはまだ世界レベルで戦えるらしい。よかったよかった。


| 映画 | comments (0) | trackback (0) |
 コミケ初日の夜恒例、soorceさん主催のオフ会に参加した。他の参加者は、いのけんさん、トルドさん、閣下さん。遅刻してすいませんでした。
 soorceさん、イタリア人サッカー選手のトルドさんからはこの冬の新刊を頂きました。ありがとうございます。

 参加者は全部で四人と聞いていたので、霞鳥幻樂団の新作を三枚持って行ったら、参加者が一人増えていた。申し訳ないことをしてしまった。そのぐらい見越しておくべきだろう、俺!



 会の話題は当然まんが全般なんだけど、今回は中盤からいのけんさんの主張した「真理の扉を開けちゃった作家」の話が殊に盛り上がった。これまで「突き抜けた」とか「独自の境地」といった言葉で語られてきた作家に、「真理の扉を開けちゃった作家」という呼称を与えるべきだという話。例えば村生ミオ、水島信司、板垣圭介などがそれ。あと三田紀房。
 漫☆画太郎や福本伸行は、ちょっと開いてそうに見えるけど、じつは意識的にああいう世界を作っているのであって、扉は開いていない、という話も。



 今年良かったまんが、というお題で話題を振られたとき、俺は
高校球児ザワさん(三島衛里子)
・木曜日のフルット(石黒正数)
JCエッチ(師走の翁)
番外・ツモっ子どうぶつの森(施川ユウキ)
と回答したのだけど、「ザワさん」は結構普通の意味で人気があるみたいなので、敢えて外して施川ユウキを推せば良かったな……。

「性本能と水爆戦 征服」が刊行されたのも今年だから、一応入らなくはないけどさすがに無理があるから諦めるとして……あとは「クロとマルコ」は期待したほど良くなかったし……。うーん、やっぱり2009年というくくりで考えると、上に書いた個人的ランキングは十分妥当かもしれない。

 他には、
・スーパーアーリア人(笑)
浅野いにおの名前が出たときの微妙な雰囲気(笑)
・いのけんさんと「阿部潤っていいよね!」みたいな話で盛り上がれたのも良かった。うまラッ!
近代麻雀宮崎駿にも執筆依頼をした話
・G・R・R・マーティンの「ワイルドカード」は素養の範囲内
「喧嘩商売」はどこまで真面目にやっているのか? ギャグパートは照れ隠し?
などなど。
 細かいレポートは、後日soorceさんのブログに掲載されるかと思う。

 そして、いま思い出したが……SABEの話をし忘れた。いかんいかん。
| まんが | comments (0) | trackback (0) |
 中島らもの「酒気帯び車椅子」を読んだ。



 どうやら、らもさんの遺作らしい。前半の丁寧さに比べると、後半はかなり駆け足な印象。単行本化する際に手直しできなかったのだろうか……できなかったんだろうなあ。
 それでも、設定も構成もすっきりしていて、分かりやすかった。この辺りはさすが中島らも、といったところ。

 鎮静剤を与えられたとき、本筋には関係ないのに薬の名前を列挙したり、うどんを手打ちしたり、薬物を法律で禁止しないで薬局で売ればいいと言わせたりと、らも節のオンパレード。

 ……この先、後半の展開についての記述を含む感想文。



 ただし、一つだけ疑問があった。主人公がよくできた会社員だということが強調されていたけれど、それなら最後の殴りこみの前に会社に辞表を出すんじゃないだろうか? 抱えていた例のプロジェクトは誰かに引き継いだんだろうか? それが貫徹されないことには主人公の仇討ちが中途半端なものになってしまうのではなかろうか。そういう不祥事があったら売れないだろうし。いや、話題性が高まって逆にヒットするのか? そうでもないよな。

 やっちゃんのみならずガーリックも巻き込んでいるので、アメリカとも問題になっちゃいそうなところは、面白いと思う。らもさん、そこまで計算して書いたんだろうか(笑)?
| 読書 | comments (0) | trackback (0) |
 中島らもの小説「超老伝 カポエラをする人」を十五年ぐらいぶりで再読。カポエラを操る戦中派の自称「狂人」の老人が活躍する話。としか説明のしようがないから恐ろしい。
 いささか荒唐無稽な内容だけど、中島らもなんだから仕方ない。それを分かって読むぶんには非常に面白い小説。
 主人公は狂人といっても「自称」であり、非常に理性的。むしろ、ほとんどの登場人物より明晰かつ理知的。



 1990年の発行だから、執筆時期は昭和から平成に変わる頃か。その頃でも戦中派といったらかなりの高齢だから、随分頼もしい主人公だわ。カポエラの達人なんてハッタリかと思ったら、実際に使い手だし、強いし(笑)。胸がすく。
 そのカポエラの達人、途中でカラリパヤットに負けたりするけど(笑)。カラリパヤットて(笑)! 残念なのは、カポエラ対カラリパヤットの対決場面が直接描かれないことだ。

 今でも覚えていた「オムライス!」と、インスタントラーメンの回の「甘辛いっ!」が相変わらず面白かった。インスタントラーメンを一度に四食平らげる健啖ぶり。
 後半も面白いけど、ちょっとダレるかな。面白いけど。


関連ビデオ(Youtube)
Crazy 20 Second Capoeira MMA Knockout
 カポエラ選手が相手を二十秒でノックアウトするビデオ。どうやら世界的に有名らしい。そういやこのノックアウト時の技、ストリートファイター3のエレナが使ってるな。

Professor Barraozinho, Grupo Axe Capoeira
 演舞の風景。
| 指定なし | comments (0) | trackback (0) |
 あ、十二月になった……と思っていたら、あっという間に年末になってしまった。いつの間に! 十二月といえばIn Flamesの「December Flower」だな! ツービートのパートでフロアを駆け回りたい。そう、師の如くに。

 といった話とは全く関係なく、いのまる「Sex Education」を読んだ。


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