Jan, 2002

 

2002/01/17 新掲示板を設置。
2002/01/12 大山組へリンク追加。
2002/01/10
Cocky the Dogへリンク追加。
2002/01/07
OUTBURSTホームページへリンク追加。
2001/12/29 更新再開
2001/12/13
求菩提山麓妙音天社(カラヴィンカ)へリンク追加。

 

睦月三十一日 (木) 飲み会開始が集合時間の一時間後。

先日所用で新宿に出た折、ヨドバシカメラで
QUEENのライブビデオを立ち見。DVDかも。
といってもフレディ・マーキュリー追悼コンサートだったらしく、QUEENの三人をバックにエルトン・ジョンが歌っていた。
ロジャー・テイラーもジョン・ディーコンも元気だったけど、ブライアン・メイのギターのピッチが少し怪しかったかもしれない。
しばらく眺めているとアクセル・ローズやトニー・アイオミまで出てきた。目を疑った。
十五分ほど立ち見していたのだが、その間にも立ち見客は増えて、ちょっとした人垣ができてしまった。
雨もぱらぱらと降ってきていたというのに、みんな揃ってQUEENをじっと眺めているものだから、同じ一ファンとしてちょっと嬉しかった。
待ち合わせの時間が近づいてきたので、
WE ARE THE CHAMPIONSを歌う女性歌手(名前知らない)を背に受けて立ち去った。

 

睦月二十八日 (月) 移転四日目。バイク購入決定。

「学級会」用に掲示板を新たに設置。
ソビエト崩壊直後のように混乱が広がるだろうがその後は戦後日本のように回復するに違いない。来客数が。

箱男さんのサイト、
trash styleを訪れた。
どうやらうちのサイトにリンクを張ってくださったらしい、ありがたやありがたや。
無画像の文章サイトなのだが、ここの日記コンテンツには負けた。
正直、負けたと思った。
とくに一月二十七日(日)分の日記が秀逸だった。カレーのくだりが最高。
それにさりげなく
IRON THUMBのネタなど混ぜてくるので気恥ずかしいやら面白いやらで頭が上がらないのである。
日記の面白さとしては影法師 inc.に匹敵すると思う。
ゆっけさんの文章のメタルネタをすべてゾンビ映画ネタに置換すると箱男さんができあがるのではないだろうか。
という物言いはゆっけさんに対しても箱男さんに対しても失礼なのでやめておこう。
俺は何様だ。

驚きのあまり尻からちんこが五本も六本もっ! (by すがわらくにゆき)

ところでゲロを吐くのは嫌いだが、しかし、全てを諦めて吐いて楽になろう、楽になれるというあの感覚は嫌いじゃない。
いや、むしろ好きかも知れない。
少なくとも、好きになれる萌芽を含んでいる可能性を否定できない。
美女が駅のホームでゲロを吐きながら苦しんでいる姿を見るのは純粋に好きなんだが。

ともかく、このコーナーの文章は簡略化されすぎているのではないだろうか。
もう少し饒舌でもいいのではないだろうか。
あとちょっとだけ、自分の変態性を前面に押し出すのも許されるかもしれない。
と、思ったことも正直に告白しておこう。

俺が床屋の内で嫌いな種類といえば「口が臭い」「左右対称に切らない」の二種類である。
これらは滅多なことでは譲れないほど嫌いなのだが、「左右対称に切らないうえに口が臭い」床屋にあたった日には
ゾンビも裸足で逃げ出すほどほどつらい体験になるだろう。
と思っていた矢先、通っている床屋からゾンビが大量に走り出てきた。裸足で。

バイクは中古で三十万(ただし本体のみ)。

 

睦月二十七日 (日)
昼過ぎ、目覚めてみると枕元に中坊君が立っていた。実話。

 

睦月二十六日 (土)
昨晩見た悪夢の内容をたったいま思い出した。
原付に乗っているとナチスの検問で止められる、というものだった。
なんだそりゃ。

さておき、もう一度新しい掲示板(音楽用の方)を設置した。
場所はこちら。
どうかよろしくお願いします。

 

睦月二十五日 (金) 移転初日。ヴォルコシガン卿に苦言を呈す。

件の江戸川チャランボ先生に飲み会に誘われた。
どうしようおソノさん! わたし服これしか持ってないの!
大丈夫、ブラックメタルは美しい音楽だから。

ロイス・マクマスター・ビジョルド「天空の遺産」を読んだ。
昨年の「名誉のかけら」のあとに発行されたビジョルドの小説(の邦訳)。
ビジョルド女史は他にファンタジー小説もものしていて、それはSFと違う棚に並ぶものだから、長いこと気付かなかった。
さておき、「天空の遺産」。
主人公は久しぶりのマイルズ・ヴォルコシガン卿。
ただし、今回はネイスミス提督として活躍するのではなく、ずっとヴォルコシガン卿として事件解決にがんばっちゃうのである。
セタガンダの首都惑星が舞台なのだが、一旦到着すると宇宙に出かけない。
ネイスミス提督として活躍しないんですよ!!!
それが不満。

他はいつも通り面白いビジョルドの小説なんだけど、ちょっと設定がややこしすぎて分かりづらいきらいがある。

ちなみにマイルズの母星=バラヤーはモデルとなっているのがロシア、今回の舞台のセタガンダのモデルが日本、と
なっているわけだが、その匂いをさせずに小説世界に折り込んでいるのはさすが! …とほめたいところだが、
小道具がそういう味付けになっているだけで、登場人物がアメリカ風。
ちょいと残念。
でも他の小説家の作品に比べれば随分マシであることは言うまでもない。

HAMMERNATIONのレコーディングは快調である。

 

睦月二十一日 (月)
江戸川チャランボ先生の協力により、DreamWeaverというアプリを導入。
htmlエディタなのだが、こいつぁ快適だ。
なんせhtmlの他に、javascriptやcssなんかも編集できるのだからな!
これで、notepadでファイルを開いてもプログラミングの意味が理解できる範囲がますます減るわけだ。

 

睦月二十日 (日)
中坊くんに、部屋の模様替えを手伝ってもらった。

トップ画像を新しいものにしてみた。
わらすぼの願いはみんなの願いだ!

 

睦月十七日 (木)
カウンタ設置。
カラーコードで読み取れるようになっているのだが、赤と橙が見分けにくい。
これは後日直すのでいまは気にしないように。

 

睦月十七日 (木)
ここ数日間はcgiとの格闘に明け暮れていたよ。
なんだかコンピューターって難しいなあ。
一文字間違うだけでカウンタが表示されないんだもんなあ。
「コンピューターは難しい」と漠然と中年人類が想像しているのは、きっとこんな難しさなんだろうと思ったさ。

掲示板を新規設置。
いまんとこ音楽用のほうだけであり、学級会掲示板のほうはさてどうしたものか。
今後も様子を見ながらいじりたい。いじり倒したい。

というわけで、あとは移転を発表する時期をいつにするかという問題だけなのである。
どこに移転するかって?
もちろん、神の約束した蜜と乳の流れるあの場所へ。 違う。

 

睦月十四日 (月)
ほりほねさいぞうのおかげで、今日もおいしくご飯が食べられました。

メロディックデスを作ろうと意気込んで作業に取りかかったのに、なぜかブルータルデスができてしまった、という
経験のある人は、日本人の約九割を占めるという調査結果が。

おおむねそんな休日だった。

 

睦月十三日 (日)
中坊俊平太とキャッチボール。
「ねえねえ中坊、野球しよう。」と、いうわけ。
二人とも投手としての秘密訓練を始めて、太一をキリキリ舞させるという計画も持ち上がったが、
おりから吹いてきた夕方の冷たい風に計画は吹き倒されたそうな。

 

睦月十二日 (土)
大山組にリンク追加。
これは大学の知り合い(同輩)のページで、この三連続リンク特集の中で一番頭が悪そうで一番時間がかかってなさそうな
ページである。 (ただし本人はそんなにパソコンに詳しくないだろうから、これだけ作るのにもけっこう苦労しただろうことは
想像に難くない)
が、素人さんにも見に行って暮れと俺は敢えて言いたい、なぜなら最近リンクを張った中では一番変で面白いページだから。
つーか要するに俺好みの変なサイトであり、IRON THUMBサイトのリンクの「音楽系」に加えてしまって良かったんだろうかと
いう逡巡が頭の中に存在しないでもない。
今後どのくらい更新されるのかという心配がないでもない。
ともかく、お前らも見に行ってよい。

俺の身内では、ホームページを作るのが流行っているらしい。

内輪ついでに。
ドクドクロン板橋では、最近新たに素材集がアップロードされ、好評を博している。
これからホームページを作らんとする人は、是非ご覧あれ。

さて、ようやく本題。
ドクドクロンが2/17頃に発表する予定の「ドクロワークス」に対抗して、わたくし板橋実もソロアルバムを出す。
TONKACHIMENの心意気を継ぐためにプロジェクト名をHAMMERNATION(仮)とし、アルバムタイトルは
"THE DARKLING"(仮)とする、ということまで決まった。
音楽的には…IRON THUMBの没曲を板橋実がいじりなおす、といった具合のモノである。いいのかそんなことで。
あと一ヶ月でどこまで仕上がるか、楽しみであり不安でもある。
これはCD-Rで制作し、無料で配布する予定。

 

睦月十日 (木)
Cocky the Dogにリンク追加。
こちらも大学の知り合い(先輩)で、ギタリストのkokuboさんのホームページ。
正統派速弾きギタリストの正統派ホームページであり、所持ギター・機材の紹介や音源(mp3)が置いてあり、
非常にいい感じだが、トップ画像が不二子藤雄(A)である点だけは永遠の謎。

とある優秀な後輩に
FINTROLLというバンドのCDをもらった。
これはフィンランドのブラックメタルのバンドだということだったのだが、フォークとの融合甚だしく、
大変面白く、また頭のおかしい集団だということが分かった。
全体の割合からすると、普通のブラック・チューンよりもフォーク音楽の方が大きい部分を占めているのではないか。
もちろん、大きな枠組としては「ロック」の範疇なんだけども。

 

睦月七日 (月)
OUTBURSTホームページにリンクを追加。
トップの表記は「ほぅむぺぃじ」となっていたのだが、なんとなくそのまま書くのがためらわれたので素直な片仮名表記に矯正。
大学の知り合い(後輩)のやっているバンドのホームページで、まだメンバー紹介と掲示板くらいしかないが、
その衒いのなさが、「文字ばっかりだ」といわれるIRON THUMBのページと大違いで大変好ましい印象。

名前から想像できる通り、
OUTRAGEが好きな人々だ。


俺はRAGEの方が好きだ。


こないだまとめて買ってきたうち、書き忘れていたのは
KAMELOTの新作KARMAでござった。ニンニン。
KAMELOTとは、元
CONCEPTIONのロイ・S・カーンが加入したことで知られるアメリカのバンド。…イギリスだっけ?
ヨーロピアンスタイルでありながら英語圏出身。
DARK MOOR的なオケにロイのゴージャスな美声がのっかる、非常に面白いバンド。
俺はこういうスタイルのメタルでは、ハンズ・キアシュのような力強いボーカルが歌っているほうが好きなのだが、
ROYAL HUNTLABYRINTHあたりが好きな人には大変受けているらしい。
音楽的にも、大体そんな感じである。

ロイの歌声が一番似合うのは、やっぱり
CONCEPTIONだと俺は思うんだけどな……。
再結成を希望。強く。

 

睦月六日 (日)
ここ最近で大きいサイズがなくて苦労したことといえば、バイク用の防寒手袋、野球のグラブ、ジーンズ。
昔からサイズの問題で苦しめられているのが、靴、服全般。
それから、最新の調査によると、どうやら250ccのバイクでは足の置き場に苦労することになるらしい。
といった次第であるから、身長の大きいやつに向かって「何を食ったらそんなに大きくなるんだ?」などと言うのは
極力避けるよう世間の人々に訴えかける次第である。南無阿弥陀仏。
メーカーが服や靴の大きいサイズを揃え、俺程度の身長の人間なら中肉中背の部類として扱われるような世の中に、
早くならないものだろうか。

無理な願いと分かっちゃいるさ。分かってるけどさ。

サイズが丁度いいのはエレキベースくらいのもんです。そうでなきゃ八年も続きませんや。
……ベーシストとして九年目か、ほんと、長いや。
他にこんなに長続きしたことといえば、メタルが好きであること、ロリコンであること。くらいか。
いや、この二つはどちらかいうと生活の基本的な一部分だから、続けるとかやめるとかいう問題ではないか。


さて。
天は人に二仏を与えずというが、そもそも人は自分が仏になるのであり、天や、まして人から与えられるものではないだろう。

と、謝った前提に対して論駁したりしてみた。

 

睦月五日 (土)
ATTACKはかっこよすぎるので、中古CD店などで名盤
REVITALIZEを700円で売っているのを見かけたりすると、悲しい気分になる。
みんなも、ジャーマンメタルを愛する気持ちがあるなら、発見したら瞬間的に買え。

アイアンサム・ドットコムの建築は着々とすすんでいる。

まとめてCDを買った。
GRAVE DIGGER/THE GRAVE DIGGER
BRAINSTORM/METUS MORTIS
GLORY/POSITIVE BUOYANT
DEEP PURPLE/DEEPEST PURPLE
LED ZEPPELIN/4
他にDRAGONLAND、PSYCOTIC WALTZも買ったがタイトルを忘れた。

上の中で特に良いのは
BRAINSTORM
俺が他に持っているのは
UNHOLY(2nd)のみで、今回の新作が何作目にあたるのか知らないのだが、たぶん3rdか4th。
2ndではGAMMA RAYのベーシスト(ギタリスト)、ダーク・シュレヒターがプロデュースで参加していたためか
かなりガンマレイ型のジャーマンだったのだが、今作ではダーク&ヘヴィな面が前に押し出されている。
一聴した感じは「速くなった
ENOLA GAY」というところ。
シークレット・トラックとして
VICIOUS RUMORS/DON'T WAIT FOR MEが入っていて、その選曲のセンスを尊敬するとともに、
演奏も血管切れるほどのテンションが込められており、ついつい頭を振りながらうっとり。

 

睦月四日 (金)
安濃川沿いのとある地方都市に帰省してきたのだが、駅前の大型古本屋がちょうど閉店セール中をやっておった。
中に入って色々と探索し、ムアコックの
「火星の戦士」シリーズ2冊と「白銀の聖域」を購入。
この絶版モノ三つで150円という暴力的な安値。

バイクを買ったら、地方の古本屋巡りも楽しかろうと思う次第。


しかし
VIRGIN STEELEはなぜ、こうもカッコ悪いのか。
ここまでカッコ悪いと、俺のB級魂ですら萎えてしまう。
せっかくの曲の良さが、演奏の緊張感の無さやテンポの遅さによってすべて殺されてしまっている。
THE MARRIAGE OF HEAVEN AND HELL - PART ONEしか持っていないので、ひょっとしたら他のアルバムは
もっとかっこいいのかな?

 

睦月三日 (木)
一月といえば睦月である。
睦月といえば当然
「ゆんゆんパラダイス」の主役の男のコであるが、葉月といえば、で「ゆんゆんパラダイス」の
葉月(睦月くんの妹(次女)で小六でドッジボール部キャプテンの)が出てくる人は、なぜだろうか、ものすごく少ない。
それが無念でならない板橋実である。
これをもって2002年始の辞と代えさせていただく。

相変らず嫌なホームページだ。


雨男の本領発揮といったところだろうか、帰京するための東海道新幹線は、東海地方を突如襲った大雪により
45分程度の遅延が生じた。
この程度ですんで良かった、と喜ぶべきなんだろうけれども。

ところで本日からこのホームページは「身長の高い奴に向かって「身長を少し分けてくれ」と言うやつを撲滅する会」として
生まれ変わるので乞う御期待。
「少し分けてくれ」の他に、「身長が高くていいな」「何を食ったらそんなに大きくなるんだ」「ちょっと見ない間にまた大きく
なったんじゃないのか」等も同様とす。釈迦無二仏。

靴も服も、サイズの都合でろくなものが手に入らないので、本当になんとかして頂きたい。

特にリーバイスのみなさんには肝に銘じて頂きたい。

 

師走二十八日 (金)
遅れ馳せながら映画
「千と千尋の神隠し」を観てきた。
感動した。
非常に面白い映画だった。
色々と語るべき部分はあるが、ともかく、まず普通の映画として面白い。
宮崎駿監督の実力をまざまざと見せられた。

粗筋。
山道に入っていったアウディ(四駆)が埃まみれになる。

時間がないので一旦おわり。
この項続く。


朔ユキ蔵
「少女、ギターを弾く」を買った。
前から朔ユキ蔵は変なまんが家だと思っていたが、ここまで変な人だとは知らなかった。
変なものが好きなあなたに是非読んで欲しい。
粗筋。
全裸の少女がギターを弾いたり性的興奮を得たりギターを弾きながら性的興奮を得たりする。

 

師走十二日 (水)
洋楽系同人サークル・カラヴィンカのHP、
求菩提山麓妙音天社にリンク。
カラヴィンカさんと知り合ったきっかけは秘密だ!
ヒントは年に二回のアレ。

というか比較的古い知り合いで、リンクを張っていなかったのもなんだかうっかりだ。
いや、うっかりにもほどがある!
どうもすいません。

で、どういうサイトなのかというと、…見てもらったほうが早いです。
特にVADERやARCH ENEMY(とヨハン・リーヴァ)が好きな人は必見のサイト。

忙しくしている。家でゆっくりする暇もないほど。
しかしそんなとき、
ATHENA/TWILIGHT OF DAYSを聴きながらエロまんがを読んでいるだけで
幸福になるので、俺という人間もなかなか安上がりなものだ。

ATHENA以外だと、年末のライブのコピーバンドで演奏するためのJUDAS PRIESTくらいしか聴いていないここ最近。
コピーしているといえば
BAD RELIGIONもそうだが、回数で言えばプリーストに譲ることであるなあ。

バッド・レリジョンを「バッド=BAD RELIGION」でワープロに登録したのだが、そうすると「バッド=BAD MOON RISING」も
登録しないと不公平だな、と思い侍り。即ち登録。
しかしBAD COMPANYやBAD ENGLISHまでを追加するほど俺は親切ではない、念のため。

 

師走八日 (土)
開戦記念日でありジョン・レノンの命日でも会ったこの日だが、正午は丁度眠りこけていて黙祷どころではなかった。

Metallica/Reloadを戯れに借りてみたのだが、このアルバムはやっぱり好きじゃない。
メタリカじゃなくたっていいじゃん、こんなロック。
PEARLJAMにでもやらせとけば?
ひたすら遅くて退屈なアルバムだ。
進化などではなく、
KILL'EM ALLみたいなアルバムを作れなくなったことからの逃避でしかないと思う。
逆説的には近年の
MEGADETHにそっくりと言えなくもない。

大学について補足---俺は現在の総長・奥島が嫌いなのだが、大学自体が嫌いだというわけではない。

 

師走四日 (火)
--お知らせ--
アイアンサム・ドットコムは、新年一日から本格始動させようと思うております。


本日は、ひさしぶりに毒を少々。

ある知人が、自分のホームページでこんなことを書いていた。
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立教とか上智とか、語学が有名な大学って結構多い。
しかしうちの大学はほとんど語学の名前を聞かない。
まあ、この授業がすごい、っていうこと自体何も聞かない大学ではあるが
(以下略)
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日頃から分かりにくい文章を書くことで有名な彼なのだが、内容的に問題のある文章を書くということの方が有名かもしれない。
いや、むしろ内容がまったくない、ということが問題なのだけれども。

さて、上の文章に多少ムキになって論駁させて頂くが、うちの大学(早稲田大学)に有名な講義がないということをおっしゃる。
何を基準にそんなことを書くのかよく分からないが、少なくともロシア文学研究に関しては、日本でも有数の大学であることに間違いない。
ソ連が焚書され、失われたと思われていた帝政ロシア時代の貴重な文学作品が、早稲田大学の図書館から見つかったというのは、
業界では有名な話である。
なぜ大学図書館にあったのかというと、二十世紀初頭に渡露した学者がロシア文学の本をまとめて購入してきたから、らしい。

寡聞な俺の知っている限りでもこういう自慢ができるわけだから、軽々しく上のような文章をしたためる前に、自分の論点が
正しいところに置かれているかどうかを確認してほしいと、それだけを切に願う次第である。

ちなみに、英語・フランス語・ドイツ語だけならたいがいの大学で学ぶことができるが、中国語、イタリア語、スペイン語、アラビア語、
ロシア語、韓国語、アイヌ語、スワヒリ語など、数多くの言語を学ぶことができるのは、早稲田を除けば、慶応、東京外語大などの
数校しかないのではないだろうか。立教や上智でロシア語が学べるかどうかを確かめたことはないので、確たることは
言えないのだが、ともかく獨協大学でロシア語の勉強が出来ないということははっきりしている。(受験したので。)
おそらく、上の文章の筆者が「語学」と総称しているのは、たんに「自分の履修したことのある英語の授業」のことだけなのでは
ないかと想像される。
また、上の文章を書いた人は、高名な講義のあるなしを論ずる前に、輩出した人材について検討すべきだろう。
たぶん数・質において早稲田大学の卒業生・中退生の質に比肩し得る大学はないのではないだろうか、と思う。
その上で、著名な講義を設けずともそれだけの人材を輩出してしまうこの大学のすごさを再検討すべきだろう。
再検討するのは俺ではなくて、上の文章を書いた人だが。無論。

だが、こんな文章を書いた人間が大学院に行くなんて言っているのだから、世も末だ。
彼には、まず中学生程度の綴り方を学び直してきてほしい。
彼がここの文章を読んでいるはずはないので、ここに書いてもまったくの無駄なんだが。
しかしなんだね、人間の質の低さを大学の質の低さに転嫁しているのではないか、なんて邪推もしたくなるというものだ。


蛇足。
俺の文章に関して言い訳をしておくと、断定している事柄はたいがい主観的なことのみに留めている。と思う。
あるいは、そう務めている。
また、文体に関しては、大正・昭和初期の文学者に憧れながらも、スティーヴン・キングの小説の
和訳文みたいになってるのではないかと、半ば恐れ半ば苦笑する次第である。

 

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