March, 2004

 

 

弥生二十四日 (水)

最近はインターネットにつながっているパソコンの前に辿り着くのもしんどくて、もっぱら部屋のパソコンでゲームをしている。

 

十二月晦日 (水)

元日になると混むので、前日に伊勢神宮にお参りした。
両方お参りするのは面倒なので、行くのはいつも内宮だけだがな。
賽銭を投げたあと伊勢神宮を出て、赤福本店で赤福を食べて帰還。
夕食後は即刻布団に入りだらだら読書。
のち睡眠。
元日の朝八時まで平和に寝て過ごす。
紅白を見て夜更かししたり、年越しで神社の人ごみの中に突っ立ってたりするのは心の平穏を脅かすものだと思うんだがなあ。

 

弥生十四日 (日)

IRON THUMBの二年ぶりのライブは、無事に終了いたしました。
ご来場いただいた皆様、ありがとうございましまた。

 

弥生十一日(木)

日本の宇宙開発がうまくいかないのは、ロケットの名付け方が悪いからだと思う。
「真辞義零」や「武知蠱魅」、または「真空上等」「超音速命」等といった名前にすれば成功間違いなしだ。
ことだまのすまはうくにだもの。

 

十二月某日

コミケに行った。
疲れた。

 

十二月二十七日

明日からはコミケだが、鍋大会に参加した。
闇鍋も行われた。
俺は無難な食材を持ち寄り、友人達は危険な食材を鍋に入れた。
マトモ組が、キチガイ組に「食えるものもう一度お前らの金で買って来い」となり、水炊きをし直してお開きとなった。
試合には勝ったが勝負に負けた気分。

 

弥生八日(月)

Deep Purpleのベストをひさしぶりに聴いた。
やっぱかっこいいわ。
特に、「Fireball」の、少しジャジーだけど強烈にハードロックを主張する曲調が良い。
彼らはヨーロピアンメタルに大きな影響を与えたバンドだと思った。
QUEENやLED ZEPPELINに比べて、その影響が大きいと感じるんだが、その辺どうだろう。

 

一月某日

朝日新聞に、芥川賞を受賞した女性作家のうち片方が文章を載せていた。
どっちだか忘れたけど。

なんでも、「肩書きを求めてそこにたてこもろうとする人間」は弱い人間なのだそうだ。
「芥川賞作家としての自分ではなく、ありのままの自分を見てほしい」のだそうだ。
何を言おうと彼女の勝手だが、肩書きを求めて自分を定義しないとやっていけない弱い人間の存在を許さないところがまだまだ若いな、と思ってしまった。
俺は、「肩書きを求める人間」「弱い人間」と分類してしまうことの危険性に目を向けてしまう。

新聞といえば、去年の記事(2003/06/22)だが、「私は好まない 喫煙タレント」という投書が載っていた。
前橋市在住の添削指導員、丹羽倫子44歳。
ある男性タレントが喫煙をするのが気に入らない、という内容の投書。
喫煙は体に毒だとか、その男性タレントの喫煙マナーが悪い、という投書ではなく、彼が煙草を吸うのが気に入らないのだそうだ。

好きなタレントが喫煙をするのは心配だという内容ならうなずけるのだが、人気者が喫煙をするから気に入らないなんてのは、単なるやっかみなのではないか。
前橋市の丹羽は何を考えてこんな投書をしたのだろうね。
添削指導員などという在宅の仕事を、家事の片手間にやりながら、善人ヅラして他人の自由を侵害するような投書をする中年の女性はまったく鼻持ちならないよ。

喫煙をする男性タレント、と読んで、俺はとっさに緒方拳を連想してしまい、感情的に前橋市の丹羽に反発してしまったのだが、周りの意見を総合すると、
どうやら彼女は木村拓哉のことを指していたらしい。
じゃあ別にいいか…。

 

弥生五日(金)

一昨日は某ックオフでエロいDVDを三枚も買ってきてしまった俺だが、今日も今日とて新宿書店高田馬場店にてエロまんが二冊購入。
色々たまってんのかもしれない。
いや、ストレス等が、ですよ。もちろん。

桜玉吉「読もう! コミックビーム」後藤寿庵そんな御無題な!!」津原やすみ「抱きしめてエンジェル」岩明均「ヘウレーカ」
おおひなたごう「フェイスガード虜」三巻
じょん同助「淫妹攻略術」来鈍「御家庭の快楽」を購入。
ブックオフで買った古本も数えたのですごい数に。
新刊でこんだけ買えば大変なことになるけど、…古本でも十分大変かも。

書店で、来年度用の手帳も買った。
なじみの書店員にIRON THUMBのCDを売った。

IRON THUMBのCDを作るうえで、色々なアルバムのジャケットを眺めて比較・研究したのだけど、
VICTORY / VOICEPRINTが一番凝ってたかな。
曲ごとに全然違うデザイン(絵、フォント含む)を用いているのがすごい。
もちろん、音楽的にもかっこいいしな。
RHAPSODYLuca Turilliなんかの、近年のいわゆるLimb Music関連のブックレットは、「豪華に見えるけど意外と手抜き」というものばかりだった。
詳述は面倒なので割愛するが、レイアウトは使いまわし、フォントは固定といった具合だ。
IRON THUMBの新作「ピップ牢屋番」のブックレットは、デザインがしっかりしているうえ、自主制作なのにライナーノーツまでついているお買い得品なので、みんな買え。

 

一月某日

年始のスティーヴイン・キングの衝撃から立ち直るため、
津原やすみ「抱きしめてエンジェル」を読んだ。
「エイリアン」シリーズのかなり後期に位置する作品。

続けて
津原やすみ「お菓子の家で恋が始まる」を読んだ。
題名の通り、主人公がお菓子を作ったり恋愛したりするお話。
「エイリアン」のシリーズとは無関係だ。
登場人物の言葉にもある通り、砂糖少なめ甘さ控えめで、その分、素材の味が引き立つようにできている小説である。
もう三回だか五回だか読んでいる俺が言うんだから間違いねえ。

津原やすみが他の少女小説家よりも優れている点のひとつは、語数が少ない「少女小説」という形式の中で、きちんと厳選された言葉を使い、
分かる人には分かる情報を伝えていることだろう。
殊に、この「お菓子の家」は、子供頃に読んだ本を大人になってから読み返したとき、新たな発見がある種類の作品だと思う。
少女小説家・津原やすみの経歴の中では後期に当たる本作は、恐らく彼の最高傑作のひとつである。

いやあ、いい話だなあ、いい小説だなあ、と思ってふっと目を上げると、さっきパソコンで開いたエロいジェイペグがそのまま表示されていた。
非日常から非日常へと一足飛びだ。

 

弥生四日(木)

俺の使っているデジタル腕時計は、うるう年に対応しておらず、それを看破できなかった俺は日付を見誤って登校。
成績発表の日だが妙に閑散としている学内を痛む腰でうろついたりした。

そんな日には
SAGA / SILENT KNIGHTが良く似合うと思った。
ネクラなメロディに満ち溢れたこのバンド、北欧の出身かと思っていたら、じつはカナダ出身だった。
ザッツ思い込み。

 

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